酔人会(2013819・仕上げの一杯)

小学館の元編集者で『日本国憲法』も作った島本脩二さんとは「酔人会」という男子4名による、酒呑んで話すだけの(それで充分なんだけど)時間をもっている。
 いつも居酒屋だが、このところは島本さんのご自宅にお邪魔することが多くなった。ご自宅は多摩川に面していて、強風の中を男の子遊びの「風なら凧だろう」と強行し、やっぱり行方不明にしてウデの衰えを嘆いたりする。
 散々吞むが、話が主であるからか、緊張しているからか、酔ってない気もする朦朧時を見計らって、この「珈琲火酒」が登場する。ウオッカに珈琲豆を仕込んだ秘伝?の酒で、クセになるうまさだ。先日六本木の豆腐ステーキで知られる「一億」の3階に島本さんたちが開いたギャラリー「ビリオン」にお邪魔して、またいただいた。ラベルの書き文字を見ていると島本さんと『ブルータス』創刊時に出会ってからの、それぞれの長い時間の味を想ったりする島の朝だ。