偏食注意(2013429・78歳の陶芸家ヨット人来宅4:00)


 「ほんの数本植えたらこげに増えただけん、好きなだけとって」区長が案内してくれた杉林のそばにはフキが満載であった。ここのは太い。親指ほどもあるのが多い。この頃は油断なく携帯しているハサミでなるべく太いのを切るが、理由はない。というより分からない。あっという間に50本だ。欲は恐ろしい、もういい、まいった。
 
 いっぽう散歩中に見つけた野生の三つ葉園がある。秘密でも何でもない。誰も興味がないのだ。だけども東大理学部小石川植物園で長年野生の三つ葉を摘んできた身からすると夢のような眺めだ。京都の高山寺のそばでもみつけて観光目的を三つ葉摘みに変更、東京へ持ち帰ったこともあるほど、あの苦みと香りが好きなのである。

 しかしこれに今朝いただいたタケノコ。偏食気味なほど食べないといけないハメになった。うれしいというか何と言うか。