厚かましい黃色(2013426・毎朝ノラ猫軍団が残飯整理に押し寄せる6:45)

「侵略」は言葉としては知っている。あまり愉快とはいえない状況に陥るらしいから侵されたくはないが、油断はできない。「環太平洋戦略的経済連携協定」との訳を省略しないで登場する毎に日本語で読ませてくれるだけでもっと皆の衆も理解を深めるであろうが、ティピーピーとか景気良さそうにアナウンスされると洗脳が深まってくるのである。
 
 セイタカアワダチソウというのも「背高」というと如何にも弁慶のように頼りになりそうな草に聞こえるが、故意に連れてきた、あるいは侵入してきた恐ろしい植物である。ここらあたりはまだ土の栄養貯金があるのか3mをゆうに越すやつが幅をきかせている。あれを生け花に使うのはどうかと思う。日本人の顔に合わないのだ。陰影礼賛ではないが司馬遼太郎の書いたように菜の花のほうがよろしい。むろんこれは個人的な感想だが、個人ついでに僕はゴルゴ13の代わりにゴルゴ14を勝手に名乗り、こいつの殺戮を請け負った。ギャラは無しだ。
 
仕事のやりかたはゴルゴをまねてまず調査におもむく。雨の中でやり抜くのもゴルゴをまねているが、それはどうでもいい。
 結果がこれだ。このL字は何だ? 厚木に降り立った傲慢不遜のマッカーサーのパイプじゃあるまいし。枕は竹だが茶色の棒は昨年の奴の残骸だ。その根からマフィアのごとく無愛想な子孫が湧きだしてきているではないか。そしてそれらは地下でもってネットワークを作り貯金を吸い取り世界制覇を目論でいるのである。貝印ロングラバーブーツにスコップ姿で勝てるかゴルゴ14。乞ご期待。
(L字になったのはセメントの道路際で捕獲したやつだからでしょう。パワーに感嘆)