定職(201343・7度8:40)

 深川のホームセンター「コーナン」で一袋勝手に詰め放題木片が380円だという話は以前にも書いた。これを閑暇にボンドで貼り合わせ、立体構成の学習をしていると言い訳しつつ、ゴミ山を築いて嫌がられ、かつこの地までも「捨てない理由なんぞあるか」と持ち込んで、呆れられた立体構成作品に春がきたのがコレだ。
  
 庭土の肥やしになりつつあった岩牡蠣の殻を入れて、ここに残飯をお供えすると、午前6時ごろの夜明けとともに何種かの鳥が、それを朝飯の助けとするので騒がしいのである。ここ1年の間危うく燃えゴミに出されそうであった作品は、やっと安住の地を得て定職にも就けた。「おめえ良かったな」と傑作に声をかけてやるのは僕だけです。天才はつらいのである。