セリ畑?(201342・17度10:40)

 「おー、ツクシンボのやつだ出てる」 やつというほどに親しくはないが、ワーワーと出ているのである。そこらの空き地だ。「こっちはセリじゃないか? うん、たしかに」これまた尋常な量じゃない。2m幅でグルリと小学校のプールほどの空き地をセリが囲んでいる。「これは栽培してるのかな」
 そばに喫茶店があって、元旦から営業していた店だ。7地区で全2400名の町でさ。「あそこで獲ってもいいかどうか聞いてみるか」中から「いいんだ、いいんだ。勝手に獲れ、おれが獲ってみせてやろう」日曜の昼酒でフラフラの真っ赤なおっさんが出てきて、根元からぐいぐい引き抜く。「こうやりゃエエだわい。・・・ただ長靴のほうがエエな」おっさんのスニーカーはぐっしょり。困ったもんだ、よっぱらいは。でも勢いで写真のぶんの3倍も獲った。清めがおおごとである。
 朝の味噌汁はナマワカメばっかりでなくこれも入れるとする。なんだか体に良さそうな気もしてきた。