何処にもいる(2013318・北東向き12度12:00)

 何処まで行ってもレイアウトマンがいる。人々はレイアウトがたぶん好きなのである。とくに男は。昨日も道端で見つけた。これを見よ、と言わんばかりの態度で置かれている。だが素材はいいのだが置いただけで、「作品」にはなっていない。もう少し真剣になってもらいたいものだ。素材がいいとついそれに甘えて構成が甘くなる。これから反省などして、締まってくるのだろうと期待したい。
 
 森永の板チョコみたいなサビ鉄板は別格として、真ん中の山脈のあるセメントのかけらが主人公である。上部の三角のは無くてもいいが、せっかくだから取り込んでレイアウトし直して欲しい。凡庸がいてこその俊才である。これの生かし方が腕の見せ所であろう。なに1日のうち歯でも磨きながらの5分間もあれば、センスの良いお主なら可能でありましょう。僕とカラスしか観てないが。