小刀をつい買ってしまうのは、少年時に切れの悪いのを使っていたからである。切れるやつに憧れる。ここ20年はほとんどは鉛筆を削るために使ったが、芯が案外に硬いのか、これまたすぐに切れなくなる。カッターナイフでも鉛筆の芯には弱いし、鉛筆は僕にとっ…
出雲大社の屋根の修復記を読んだ記憶がある。台風で破損したのをそうしたのだったか定かではないが、厚い檜皮(ひわだ)をめくっていくとまだ新しいままのようなヒノキの香りがたちのぼってきた、とあった。 この記事での場所は厚さ45cmとあるが、もっと厚…
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