2012617・・・自然はすぐに追いつてくる(新谷記)

隠岐という離島でも隅々の地区まで港の整備が進んでいる。
これは経済効率から考えて間尺に合うのだろうか。
資金が外からなら町は困らないが、国全体を考えるとバランスが悪い。
漁に出る人も少なくなっていてそれが増える兆しはないのに。
ほかにも築くわけがあるに違いない。旅の人間にはわからないのである。

新しくできた高波を避ける堤防に小昼顔がはりついて咲いている。
堤防のセメントの階段は海風雨風に洗われて
昇降する人は無く、素朴な土に帰っていってるように見える。
貝の住処になっているテトラポット
セメントの地の肌に近づいて案外に美しい。

◎次回から堀内さんの写真論紹介を再開します。