堀内さんの写真論は終了しました。(新谷記)

この回で広松さんから20年以上前にお預かりした堀内さんの写真論は紹介し終わりました。このあと堀内さんは巴里に渡ります。
72、3年の写真論は視野が広がって、もっと読みたいと思わせる面白さと充実度で、巴里に渡ってからも書き続けて欲しいと依頼しなかった編集者は怠慢でありました。巴里に渡ってからは『アンアン』誌上で『空跳ぶ絨毯』の連載が始まり、世界あちこちの文明文化を味わうルポとしての成果を残しました。ただ写真論はどうでしょうか?
堀内さんとしてはこの写真誌での7年間に渡る評論で語り尽くしたと思われたのでしょうか。そのへんは不明です。

さて次回からは僕だけの写真を中心とした駄文の掲載となりますが、よろしかったらお付き合いください。まだ何度も掘内さんのを読み返し、味わい学びたいと思っています。本日8月17日は(偶然にも)24年?目の命日になります。この日を終了の目標にしたような気分もありましたから偶然はウソですが、まあ偶然のようなものです。
改めて掲載を許可していただいた堀内さんのご遺族に深く感謝します。